広告と聞いて何を思い浮かべますか?
テレビCMやネット広告、チラシ、電車の中吊り、また看板広告など種類も豊富です。
広告って何気なく生活していても必ず目に入ってくる存在で、何気なくネットサーフィンしててもしつこいぐらいついてきます。
そんな日常にありと溢れている広告ですが、数年前まではあったのに無くなったなって思うものもあります。
今回は、広告の変化についてお話しします。
衰退する広告媒体
広告募集中の文字
街中を歩いていると大量のポスターや看板の広告を見かけませんか?
大阪の道頓堀にあるグリコの看板広告なんか観光名所となるくらい社会に影響があります。
ポスターや看板は広告の主要メディアであるテレビ、ラジオ、新聞、雑誌よりも不特定多数の人の目に入るものなので重要な広告媒体の1つとされています。
そんなポスターや看板に最近変化を感じませんか?
本来なら広告が掲載されているところに『広告募集中』と言う文字が増加してきており、首都高周辺にあるビルでは、広告掲載用看板の半分近くが何も掲載されておらず、広告募集中の文字をちらほら見ることができます。
この広告募集中の文字から衰退がよくわかります。
減少する中づり
中づりとは車内広告のことであり、移動時間につい見ちゃうものだと思います。
日本の鉄道乗降客数は世界の駅別乗降客数ランキング(2014年度)をみればいかに多いことがわかります。1位の新宿駅から23位の押上駅まで全て日本の駅なのです。
世界のランキングのはずなのに日本で独占していることからいかに鉄道に依存しているのかが分かります。
つまり、この鉄道内の車内広告の宣伝効果は大きいことがわかります。しかし、この車内広告で空いているスペースを最近見かけます。
この理由としては液晶画面の導入が関係しているような気がします。中づりの他に液晶画面で映像の広告をよく目にすると思いますが、紙よりつい映像を見ちゃいますよね??
映像の方が情報量も多く発信できるのでこっちの方が人気なのかもしれません。
山手線なんか車内液晶だらけでびっくりです!!ちなみにこの液晶の広告費は7日間で100~120万円ほどだそうです。
消えた飛行船
飛行船って覚えていますか?
小さい頃はよく見つけて喜んでいたのですが、最近は全く見ません。どこに行ってしまったのでしょうか?
この飛行船は空飛ぶ大型広告として利用されていました。日本で初めて広告として使われた飛行船は1968年の日立製作所が飛ばしたものです。
以来、多くの企業が広告として使ってきましたが、2016年末にメットライフ生命の「スヌーピーJ号」の運行終了に伴って日本国内の有人飛行船は無くなってしまいました。
ちなみに、1回のフライトが15時間ほどでおよそ120万円かかるそうです。
費用を見れば、見なくなったのも納得です。
ネット広告へ
スマートフォンが普及し、誰でも簡単に場所を問わずにインタネットができる社会になりました。その結果としてネット広告が主流になりつつあります。
このネット広告は従来の不特定多数の人をターゲットにするのではなく、検索傾向から特定のターゲットに宣伝することを可能にしています。
掲載費用はインプレッション課金型とクリック課金型に大きく分かれますがかなりピンキリな様です。この二つの形態についてはまた別の機会にお話しします。
今後は5G回線の登場によってよりネット社会が進みます。テレビ広告も超えるのも時間の問題ではないのでしょうか?
まとめ
2007年、初代iPhoneが世に出て以来急激にネット化が進みあらゆるジャンルのものがインターネットの中で行われる様になりました。広告もその一つです。
今後AIなどの参入によって広告の形がどう変わるのかとても気になります。
そう考えるとスティーブ・ジョブズは世界を変えた人として学校の教科書に乗る日も近そうですね。