ピクサー映画って聞いて何を思い浮かべますか?
トイ・ストーリーやモンスターズ・インク、ファインディング・ニモ、リメンバー・ミーなどと誰もが1度は観たことがある名作が多いです。
そんなピクサー映画に毎回出てくるキャラクターといえば、あのランプですよね!!
PIXARの『I』の上に乗って踏み潰そうとする仕草が愛らしいです。
このランプはピクサー映画の冒頭に出てくるただのランプと思われがちですが、ちゃんと名前があるのです。
ルクソーJr.
そう、あのランプの名前はルクソーJr.といいます。
ルクソーJr.は、トイ・ストーリーをはじめとした数々のディズニー映画を指揮してきたジョン・ラセターが初めてピクサー・アニメーション・スタジオで監督した作品、『ルクソーJr.』の主人公です。1986年にコンピュータの処理技術のデモとして公開されました。
この作品は、電気スタンドの親子がボール遊びをするというとてもシンプルな内容で時間も2分でとても短いです。
YouTubeに載っていたので良かったら観てください。
PIXARとスティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズと聞いてパッとこない人はいないでしょう。
みんな大好きAppleの設立者の一人です。彼とピクサーは密接な関わりがあるのです!
ピクサー・アニメーション・スタジオ は、元々スターウォーズで有名な、ジョージ・ルーカス率いるルーカスフィルムのコンピュータアニメーション部門でした。
1986年、Appleを退社したジョブズはピクサーを買収して独立したのです。
当時のジョブズの目的は、政府や企業を相手に CG制作用の専用コンピュータを売ることであり、ピクサーはハードウェアとCG用のソフトを開発していました。これら自社製品の性能を宣伝するために『ルクソーJr.』が公開されたのです。
この顧客には、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオがありました。
成績不振になったピクサーは、ディズニーの傘下となり現在の様なアニメ制作会社となりました。これと同時にジョブズはディズニーの筆頭株主になったのです。
PIXARの名の由来
会社の名前は元々人の名前だったり、企業理念の頭文字をとったりと由来は様々ですがピクサーの場合はこうです。
ピクサーの名前は,ピクセル(pixel:画素)の動詞形のような感じにしたものであり, 創設者の一人(アルビー・レイ・スミス)がそれを自分たちのコンピュータに付けていた ことに由来する。その時の綴りは Pixer(スペイン語で to make pictures の意味)であった が,それに artと pixel arrangerを併せ持つように Pixarとした。
ピクサーのスタイルマネジメント 著 岩谷 昌樹
リンクを貼っておきますので気になった方は読んでみてください。